工場で働く職人ヒーローを投票で決める「Seki Takumi Awards Round 2018」略してSTAR2018。
今年も4人の方が名誉ある”STAR”の座に輝きました。
数々の職人さんの中でもひときわ輝きを放っていた4名の方に、受賞直後のご感想をインタビューしました!

STAR2018(最多得票者)

(株)杉山製作所  市原寛文(いちはらひろふみ)さん(画像は代理受賞の方です。)

元々はトラックの運転手のアルバイトでした。入社後もしばらくは配送の仕事をしていましたが、忙しい時期に「ちょっと手伝って」と言われるままに簡単な作業を手伝い、”ものづくりって面白いな”と思いはじめました。そのうちどんどん溶接など手伝う範囲が広がって、今では製造を担当しています。自分が作ったものを誰かに使ってもらえる喜びは、この仕事だから味わえるものですね。

工場参観日当日は、ワークショップで簡単な作業の体験をしてもらうお手伝いをしました。受賞の感想は、驚きと、嬉しい。です。
勝因は・・・僕個人がどうこうというのではなく、普段ではできない体験を楽しんでもらえたことが理由だと思います。実際に自分たちがやっている仕事を知ってもらえたのも嬉しいです。

自社で作っている「鉄家具」は、木の家具のようにメジャーではありません。
今後は鉄家具にもっと興味を持ってもらえるような商品づくりをしていけたら良いなと思っています。
また、昔の自分と同じように、工場見学の体験を通じて、お子さんにものづくりをおもしろいな、と思ってもらえたら何より嬉しいですね。

ときめき賞(歴史伝統部門1位)

二十五代藤原兼房日本刀鍛錬場 広川 卓(ひろかわすぐる)さん

日本刀の文化を、世界に伝えたい。

自分は昨年9月に刀鍛冶を目指して広島から関に来たばかりです。
子供の頃から、刀の恰好良さ、美しさに憧れており、一人前になるために日々修行に励んでいます。

日本刀の製造工程はどうしても専門用語が多くなってしまうので、当日はできるだけ誰にでもわかるような言葉を選ぶように気を付けて、見学の方をご案内しました。
受賞の感想は、まずはびっくりです。
兄弟子が昨年受賞していたことは聞いていましたが、まさか自分も・・・とは思ってなかったので、師匠と兄弟子に「おめでとう」と言われて、嬉しいような恥ずかしいような気分になりました。
今はまだ、日本刀づくりに使用するアカマツの炭を作ることと、材料を作る段階の仕事と、見学に来られた方のご案内をしています。まだ刀匠への道は長いですが、工場見学で普段の仕事をたくさんの方に見ていただき、それを評価して頂けたことは自分にとって日々の励みになりました。

日本刀は日本が世界に誇る伝統と文化です。この文化を世界に伝えるためにも、これからも頑張って刀匠を目指します。

きらめき賞(技術部門1位)

(株)佐竹産業 亀山準樹(かめやまじゅんき)さん

沢山の方に使っていただける包丁を作り続けたい。

昨日急に受賞を伝えられて、とにかく驚いています。
家族からも「嘘?」「すごいやん。」とおめでとうよりもまずは驚きの反応が返ってきました。

普段の仕事では家庭向けの包丁を作っています。今年で入社して8年になりました。
包丁づくりの仕事は奥が深いです。今は、包丁に「刃」を付けて切れるようにする工程を担当していますが、良い刃がついた時とそうでないときはすぐに分かります。
いい刃がつけられた時は自分なりの達成感を感じられますし、一般の方が普段から使うものを作っているので、誰かに役に立っている実感があります。ですが、身近過ぎて、ホームセンターに行った時もつい包丁コーナーをチェックしてしまう職業病に掛かってしまったのは困りものです。

今年の工場参観日では、手研ぎコーナーのワークショップを担当しました。
関市でも家庭で包丁を研ぐ方は少なくなったようで、親子連れの方など、多くの方にご参加いただきました。
始めに実演をし、それから実際に研いでいただきましたが、そこでの教え方を評価して頂いたのでしょうか?
勝因は分かりません(笑)。ですが、当社の仕事や技術を一般の方に知っていただけたことは嬉しく思います。

職場には、20歳から70歳の幅広い年齢層の方々がいますが、自分も少しだけ上の立場になり、若い子に教える機会も出てきました。
これから自分が先輩たちに教えてもらったことを後輩に伝えるとともに、まだまだ技の高みを目指して日々向上していきたいです。

いきいき賞(もてなし部門1位)

関牛乳(株) 妹尾 遥(せのおはるか)さん

自社製品のことを、自分も、お客様にももっと知ってもらいたい。

実は、私は入社してまだ5ヶ月しかたっていません。
地元の関に戻ることになり、仕事を探していた時に、給食などでいつも目にしていた社名を見つけてたまたま応募しました。
普段は牛乳パックを箱詰めする仕事をしています。立ち仕事なので最初は疲れましたが、もう慣れました。
この仕事をしていて一番嬉しいのは、普通にスーパーに行ったときに、関牛乳をお客様が買って下さっているのを見ることです。
いつも思わず、「お買上げありがとうございます!!」とお声掛けしたくなってしまいます。

工場参観日の時は、アイスクリームを作るワークショップの説明を担当しました。
見学にはいろいろな年代の方に来ていただきましたので、参加されている方の年齢層を見て、年配の方が多い時、お子さんが多い時で内容を変えて、さらに聞いている方の目線や表情も気を付けながら、アドリブも交えて説明をしました。
実は、スター候補のお話をもらった時から絶対取りに行く気だったので、受賞を伝えられた時は素直に嬉しかったです。

今回のイベントを通じて、お客様に自社のことを伝えられただけではなく、私自身も自分の会社のことを良く知ることが出来ました。
また、普段工場にいる時には出会えない多くの方と知り合い、学ぶ機会になりました。
今後は出来るだけ多くの方に、自社の良さをお伝えできるようになりたいと思っています。

 

PAGE TOP