SHARE Twitter Facebook Line

関市水道課(小瀬水源地)「美味しい水を守る、縁の下の力持ち」

関市の水道発祥の地である「小瀬水源地」。

2015年にリニューアルしたこちらでは、地下水を汲み上げ、関市内の多くの世帯へ綺麗な水を届ける役割に加え、市内の他の水源地の管理も行っています。

関市の水は、綺麗で美味しい!

 

まず、資料の展示室で小瀬水源地の施設概要や、関市内の水道水の現状について伺いました。

一般的に、水道水の元は、“地表水”と呼ばれるダム湖水や河川水から採取されることが多く、その割合は約74%程といわれています。一方、関市では、水道の元の80%の水が一般的に貴重といわれる“地下水”から採取しているそうです。

こちらは、監視室。PC一台で、常に、関市内の約15箇所の浄水場の様子を確認することができるそうです。もちろん、いつ何が起きてもすぐに対応ができるように、24時間交代制で管理をしているとのこと。

私たちがいつ蛇口をひねっても綺麗で美味しい水が出てくるのは、このような管理体制で守られているからなのですね…!日常の当たり前の出来事の縁の下の仕事内容を知ることができるのも、工場参観日の見どころです。

 

いつ、何時でも、美味しい水を守るための仕組み

 

次に案内してもらったのは、大迫力の発電機がある発電室。災害等が起こって停電した際に、いつも通り、綺麗な水を供給するための電動力となってくれます。

このように、災害時にもすぐに対応できるように、さまざまな設備が整っています。

私たちの家まで水を届けてくれている水道管の展示も見学することができます。簡単に破損しないように、とても頑丈な水道管が使われているのが分かります!

太い水道管から、家の水道に至るまで、どのような構造になっているのかも確認することができます。私たちの家の水道に水が運ばれるまでには、止水栓やメーター、散水栓など、さまざまな管や機械を通っているそうです。

工場見学の見どころは?

工場見学の見所は、地下水を汲み上げて、綺麗な水にするための過程を間近で見学して体感できること。

外に出て案内していただいたのは、実際に地下から水を汲み上げている井戸。地下30mから常に水を汲み上げているそうです。

それにしても、山と川沿いの堤防と橋…なんて絶景なんでしょう…!美味しい水の理由は、この自然豊かな土地にあります。この景色は、ぜひ実際に工場見学の際に見てみてくださいね。

汲み上げた水から砂などを取り除くため大きな貯水槽も近くに設置されています。地下から汲みたての水が入っているので、触るとひんやりするのがポイントです。

そして、ろ過された水は、この機械によって、微量の次亜塩素酸ナトリウムを正確に滴下し、塩素消毒をします。

さらに、水温や濁度、塩素濃度をチェックして、基準をクリアした水が、先程の水道管を経由して私たちの水道まで届いているのです。

普段、何気なく使っている水道水ですが、実はこのような過程を経て到達している貴重な水。私たちが美味しい水を日常的に飲めるのは、このような設備とスタッフの方の見守りがあってのことなのです。

他の地域と比べても特に美味しい関市の水の秘密と仕組みを知ることができる、小瀬水源地。ぜひ、工場見学に伺ってみてくださいね。

 

企業情報

社名
関市水道課(小瀬水源地)
住所
〒501-3265 関市小瀬147番地
TEL
0575-22-2043
WEB
https://www.city.seki.lg.jp/category/4-27-2-0-0.html
ご予約
https://kojosankanbi.jp/factories/2022_041