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有限会社若井メリヤス「ものづくりの現場に不可欠。70年以上の歴史がある軍手工場」

わたしたちの暮らしのさまざまなシーンで活用する「軍手」は、ものづくりの現場にも欠かせないもの。

そんな軍手を、関市内で70年以上にわたって製造・販売している老舗メーカー「有限会社若井メリヤス」が手がける高品質の軍手は、幅広い分野の工場で、職人さんたちに長年重宝されています。

サイズや機能で使い分けられる、高品質な国産の軍手

 

若井メリヤスさんの工場に足を踏み入れると、まず迎えてくれるのが、ずらりと積み上げられた軍手の束。

よく見ると、手首部分の糸が黄色や青、緑など異なる色の糸でかがられています。

実は、一口に軍手と言っても、素材や厚み、機能などがさまざまで、用途によって使い分けることが、作業の効率や安全性を高めることにつながります。

若井メリヤスさんでは、純綿を使った厚手の高級品から、女性や子ども用の小さめサイズ、あえて手首のゴムをつけず締め付け感をなくしたもの、さらに指を欠損した方のための軍手まで、大きさや素材、機能が異なる6種類の軍手を製造しています。

若井メリヤスさんの軍手を手にはめてみると、しっかりとした厚みのある生地感とフィット感に驚きます。

国産の材料を使用し、耐火性が高いなど、丈夫で機能性に優れた若井メリヤスさんの軍手は、関市内外のさまざまな工場で活躍。あるお客さんは、一度他社の安価な軍手を使ったものの満足できず、「やっぱり若井メリヤスさんの軍手でないと!」とその品質の高さを実感したのだそう。

たかが軍手、されど軍手。毎日工場で使う道具だからこそ、信頼できるものでないといけませんね。

機械と人の手で軍手を製造!

 

ガシャン、ガシャンという音が鳴り響く、若井メリヤスさんの工場。

かつては何人もの女性たちが機械を操作して軍手を編んでいましたが、50 年ほど前から軍手編機を導入。ほぼ自動で軍手が製造されるようになりました。

軍手編機は、小指の指先から始まり、手の平、手首の部分までを自動で編み上げていきます。機械がストップするトラブルが起こったときには、ベテランの職人さんがすぐに対応。原因を解明して修理することで、スムーズに軍手作りができるようにしています。

機械で編み上げた軍手の仕上げは、人の手で。手首部分にゴムを縫い付け、種類ごとに決められた色の糸でかがったら、軍手が完成!

販売単位である1ダース(12組)ごとに輪ゴムでまとめると、販売できるかたちになります。

若井メリヤスさんではオーダーメイドの軍手の製造も受け付けていて、例えば、素材とサイズを自分で選ぶことができたり、手首部分だけを長くしたりすることも可能。軍手編機が7台ほどの小さな工場ですが、だからこそ、お客さんのニーズに対応した軍手作りができるのです。

工場見学&ワークショップの見どころは?

工場見学では、身近だけれどなかなか想像しにくい軍手の製造現場をじっくりと見ることができます。

1枚約3分というスピードで次々と軍手が編み上げられていく様子に、思わず釘付けになってしまいますよ!

さらに、ワークショップではオリジナルの軍手を作ることができます。自分のサイズの軍手を選び、手首部分に自分の名前のタグをつけて好きな色の糸で一緒にかがると、マイ軍手が完成。自分だけの軍手は、きっと、大切に使いたくなりますね!

企業情報

社名
有限会社若井メリヤス
住所
岐阜県関市西田原334-1
TEL
0575-22-1700
WEB
https://www.instagram.com/wakameri_room/ (Instagram)
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