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中央工機株式会社「提案と改善で、誰もがチャレンジできるものづくりの現場」

精度の高いプレス加工を中心とした金属加工工場の「中央工機株式会社」。

給湯器で知られるリンナイ株式会社さんの製品に使用する、内部のパーツ類を中心にさまざまな金属加工品を製造しています。

他社との違いは「多品種・小ロット」で、難しい加工も積極的に請け負うこと。

他ではできないような"深さ"の必要なプレス加工や、ナノレベルでの精度が必要な部品など、ニッチな需要に応えられるよう日々工夫しています。

 

思わず「改善」したくなる、みんながチャレンジする社風

プレスの加工に使う金型はなんと12000型以上。

そこから生まれる製品も多種多様で、私たちには違いがわからないものもたくさんあります。

毎日仕上がる製品を、安全に、正確に、美しく仕上げるため、工場内にはラベル表示や間違い防止の仕組みなど、さまざまな工夫が施されていました。

実はこんなに改善が進んでいるのは、中央工機さんならではの「みんなで考え、チャレンジする」という社風に基づいています。

一つは、縦割りの上下関係の強い組織ではなく、フラットな関係性のチームでの活動を中心とする、風通しの良い会社の仕組み。

そしてもう一つは、一つ改善報告をする度に誰でも謝金をもらえて、全員参加の投票会で票が多い人は賞金をもらえるという、働くモチベーションが維持できる仕組み。

小さな改善の積み重ねで、品質も向上し効率化も図れ、会社の環境もどんどん良くなることで、結果として働く人たちみんなが心地よく生き生きと働けます。

「自分が良いと思うことをどんどん提案していいんだ!」

そんな、ポジティブな空気が社内には溢れています。

 

お客様だけでなく働く人も楽しめる「工場見学」の大切さ

2019年の関の工場参観日で初めて一般の方向けの工場見学を実施した経験から、工場見学の大切さ、楽しさを実感したという中央工機さん。

ビスの早打ちコンテストや、流れ作業のレーンを電車のレールに見立てた「電車ができるまで体験」など、工場を回るとあちこちで体験ができるように、チームごとにみんなで考えて企画しています。

「すごいね!」「こんなの作れるんだ〜」というお客様の一言一言が働く人たちの誇りにつながることを感じて、今では工場見学を積極的に行うようになったとのこと。

 

中央工機さんで作られている製品は、給湯器の内部に隠れていて見たことがない人がほとんどでしょう。

工場見学では給湯器の中身も、工場のありとあらゆる中の様子も、隠さず全部「見せる」のが大切と、社長は話します。

技術が真似されたりなどの心配はないですか?との問いに、「ちょっと見学しただけで盗まれるようなヤワな技術や製品ではない。自信を持っているからどんどん見に来てほしい。」と、臆せず答えられました。

「プレスで困ったら中央工機さんに」と言われるくらい、難しいもの、初めてのものに常に挑戦している中央工機さん、とても頼もしいですね。

 

工場見学&ワークショップの見どころは?

プレスや溶接など金属加工の様子を順番に見学をしながら、作業場ごとに小さな体験が用意されているので最後まで楽しんでご覧いただけます。

プレス時の大きな音や、50年もののレトロな機械がずらりと並んでいる風景もとても迫力があります。

このパーツは何に使われているんだろう?と、ぜひ働く人たちに聞いてみてくださいね。

意外と自分の家にあるものに使われているかもしれません。

 

目玉のワークショップは、ハートのキーホルダー作り。数種類の金属の板から好きなものを選んでプレスで切り抜き、シールを選んで貼って完成です。

工場見学もワークショップも予約不要で、開催時間中は常時解放しているので、当日でも気軽に参加できますよ。

企業情報

社名
中央工機株式会社
住所
〒501-3804 岐阜県関市円保通2-1-1
TEL
0575-22-2418
WEB
http://chuoukoki.co.jp/
ご予約
https://kojosankanbi.jp/factories/2024_027