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株式会社メニコン 関工場「優れた技術とこだわりの品質で、わたしたちの瞳を守る ~関からグローバルへ:飛躍する生産拠点~」

株式会社メニコンは国内最大手のコンタクト・コンタクトケア製品の製造メーカーで、1951年に創業。

関工業団地内にある関工場は1984年に操業開始し、現在ではグローバル展開を支える国内コンタクトレンズ生産の主力工場です。

操業以来、生産ラインの増強、新製品向け生産ラインの構築のための増改築を繰り返し、今もなお進化し続ける工場となっています。

 

意外と知らない!コンタクトができるまで

コンタクトレンズの製法は大きく分けて「切削製法」と「モールド製法」に分けられます。

主にハードコンタクトレンズは切削製法で、定期交換型ソフトコンタクトレンズは大量生産に向いているモールド製法でつくられます。


みなさんはハードコンタクトレンズがどのような材料から生まれているのかをご存知でしょうか?

薄いガラス板のようなものを型抜くのかと思いきや…実は円筒形の棒材からつくられているんです!

液体の原料を固めた棒材をボタン状にカット、旋盤で切削し、磨き上げて目に入れても安全なコンタクトレンズに仕上げていきます。

操業当時の市場はハードコンタクトレンズが主流でしたが、今ではソフトコンタクトレンズが主流となりメニコン関工場でも2007年から2週間定期交換型ソフトコンタクトレンズの製造を始めました。

日本国内向けだけではなく海外向け製品の生産も増加しており、ライン増強が行われています。

工場参観日当日はよりわかりやすく製造工程を解説していただけるので、現場を見ながら理解を深めてくださいね。

 

人の目による徹底した品質管理

コンタクトレンズは高度管理医療機器であり、それを生産するシステムにも高度な管理が求められます。

工場に入る時には専用の衣服を着用し、持ち物も最小限に抑え、一切の塵が混入しないよう細心の注意が必要です。

製造に関してはほとんどがオートメーションですが、品質管理や検査工程は機械だけでなく人の目も加えて、何段階にもわたって行われます。

厳しい検査をくぐり抜けたコンタクトレンズは最後にフィルムで包装され出荷されます。

こちらの「2WEEKプレミオ」シリーズは2週間定期交換型ソフトコンタクトレンズの製品です。「2WEEKプレミオ」シリーズは、海外向け製品を含め全て関工場で生産されています。

この商品の包装について面白い豆知識をご紹介します!

実はパッケージのデザインは箱ではなくて、外側のフィルムに印刷されています。

なぜ、箱ではなくフィルムに印刷されているのかというと、国内外の多品種商品に対応しやすくするため。

パッケージのフィルムに関しては昨今の環境問題への対策としてフィルムレス化の流れがあり、今後どのような工夫で実現されていくのか楽しみです。

わたしたちが何気なく目にしているモノには、細部にまでわたっていろんな工夫が施され、しっかりと「理由」があるんですね!

 

工場見学の見どころは?

普段は医療従事者関係者などの工場見学のみで一般開放はしていませんが、工場参観日当日は特別に工場を見学させていただけます。

和モダンな1階ミュージアムホールではメニコンと関工場の歴史、宣伝広告、国内外の製品パッケージデザインなどを学べ、その後、生産エリアに移動してコンタクトレンズを作るものづくりの現場をじっくりとご覧いただけます。

さらに前回も大変好評だったハードコンタクトレンズの加工を体験できるワークショップも実施されます

普段コンタクトレンズをご使用されている方は、特に感動しますよ!

工場紹介、工場見学、ワークショップを通じて、メニコン、そして関工場を体感してみてくださいね!

企業情報

社名
株式会社メニコン 関工場
住所
〒501-3923 岐阜県関市新迫間3
TEL
0575-23-3939
WEB
https://www.menicon.co.jp/
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