暮らしの必需品であるハサミや包丁を中心とした刃物製品を、開発から完成まで一貫して行う「丸章工業株式会社」。
丸章工業さんの製品は、先端工作機械により基本加工がなされながらも、最終的には熟練された人の手で、高品質に仕上げられています。
テクノロジーと手作業の融合により、他社には真似できない「ものづくり」を表現し、先駆者精神で常に新しいことに挑戦し続ける社風で、国内のみならず海外でも注目されています。
最新の機械と職人の手作業、どちらも大切な技術
丸章工業さんは、ハサミを中心に包丁やナイフなどの刃物関連の製品を製造しています。
金属部品だけでなく、取手などのプラスチックの部分まで一から色を混ぜて依頼に合わせてオーダーメイドもしていたりなど、一つの工場でさまざまな作業が行われています。
「分業」で大量生産型の発想ではなく、自社内で「分担」をして工房のような生産形態にすることで他社との差別化にもなっているのが、丸章工業さんの特徴です。
普段わたしたちが何気なく使っているハサミや包丁が、何工程もの作業を経て、たくさんの人が関わり、素人では見抜けないような細部の仕上げまでこだわって生産されているのには驚かされます。
そのものづくりへの熱い姿勢は関市にとどまらず市外、県外にも知られており、手に職をつけたいという若者たちが全国から職人さんになるためにここに集まるのだとか。
また、2015年に工場から徒歩1分の場所にできたショールームには海外からの来客も多いそうです。
最先端の機械を導入した技術と職人さんの手作業の融合が、効率的で高品質な製品づくりのポイントです。
関の工場参観日にかける想い
実は、丸章工業の長谷川社長さんは歴代最長の期間、関の工場参観日の実行委員長を務めてきました。
2020年のコロナ禍の開催にはとても悩まれましたが、オンラインならではの「面白さ」や「楽しみ方」を実行委員会で考え、話し合い、新しいかたちの工場参観日をつくりあげることができました。
さらに2021年には2年ぶりに現地で開催。リアルとオンラインを織り交ぜた形を開催し、直接足を運ぶ人はもちろん、さまざまな場所で工場参観日を楽しんでもらえました。
今年の工場参観日でも、長谷川社長さんが大切にしている、目の前で実際にものができあがっていく様子を、耳や目や手触りなど五感をフルに使って、楽しみと学びが得られる貴重な体験ができるという「工場参観日の良さ」を存分に味わっていただけます。
工場見学&ワークショップの見どころは?
レーザーカットから仕上げまで、ハサミが出来上がるまでの様子を、現場でご覧いただきます。
作業ごとにたくさんの職人さんが携わるため、一人ひとりがどういった役割を担っているのかも注目してみてください。
工場見学を終えた後には、手元にあるハサミを大切にしたくなること間違いなしです。
またせきてらすではさみを使って親子でグリーティングカードを作るワークショップも開催します!
丸章工業さんのはさみの切れ味のよさも実感できますよ。
企業情報
- 社名
- 丸章工業株式会社
- 住所
- 住所:〒501-3217 岐阜県関市下有知5420-1(ショールームあり※要予約)
- TEL
- 0575-22-0259
- WEB
- http://marusho-kogyo.jp
- ご予約
- https://kojosankanbi.jp/factories/2024_041